日頃より当会活動にご理解ご協力を賜り、誠にありがとうございます。
神奈川・津久井やまゆり園での事件を受けて募集いたしました、障害のある人の思い出の写真ですが、全国から300通を超えるご応募をいただきました。ご協力いただいた皆様には、心より感謝申し上げます。
ご応募いただいたお写真は、『手をつなぐ』9月号にて掲載させていただきました。
お写真は原則としてお送りいただいた方につき1点を掲載させていただいております。誌幅の都合、およびお送りいただいたお写真の状態や内容(サイズや解像度、鮮明さ、募集の趣旨に沿うものか等)により、掲載を見送らせていただいたものもございます。応募のお写真が掲載されていない場合も、そのような事情によるものとご理解いただければ幸いです。
事件の容疑者による障害のある人の尊厳をふみにじる言動、そしてそれに少なからず賛同する人がいることに、私たちは大きな衝撃を受けました。しかし、私たち育成会が歩んできた道は、障害のある人やその家族同士が手を携えながらこうした数々の困難を乗り越えてきた歴史でもあります。
障害のある人が、一般の社会の中で多くの人たちとともに暮らしていける社会を目指して、私たちはともに支えあいながら活動を続けていかなければなりません。
今回、お寄せいただいた写真に込められたお一人お一人の生きる力が、その背景にあるご家族や関係者の方々の思いが、その行く先を照らす光になってくれるものと信じています。
本来、お一人ずつ御礼を申し上げるべきところですが、このようなメッセージの形で感謝申し上げますことをご容赦ください。
2016年9月23日
全国手をつなぐ育成会連合会
会長 久保 厚子