プレスリリース

津久井やまゆり園におけるパラリンピック聖火の採火について

今夏に開催が予定されている東京2020パラリンピックについて、神奈川県相模原市の採火を津久井やまゆり園で行う方向であることが報道されています。

また、これに対して津久井やまゆり園事件に関係する一部の家族と代理人が「「津久井やまゆり園」での採火式中止を求める要請書」を提出したことも報じられています。

本会としては、何よりもまず津久井やまゆり園事件でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、怪我を負わされた方々へのお見舞いを申し上げます。その上で、今回の決定につき相模原市、県が当事者に相談なく聖火の採火地としたことは、当事者に寄り添うという視点に欠けているものと考えます。

オリンピック・パラリンピックの開催にはさまざまな意見がありますし、今回の聖火の採火にもさまざまな意見があると思います。しかし、少なくとも津久井やまゆり園を採火場所にするのであれば、家族や遺族、そして何より入所している本人へ丁寧に説明し、多くの人が賛同できる段取りを踏む必要があると考えます。

相模原市、神奈川県には、丁寧な説明により関係者から理解が得られるよう、努力を強く期待するものです。

 

一般社団法人 全国手をつなぐ育成会連合会

会長 久保 厚子


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